技術紹介

TECHNICAL INTRODUCTION

THREE TECHNIQUES

顔料の特性や機能性を最大限に引き出す特殊技術として 山陽色素が開発した「合成技術」「微粒子化技術」「分散技術」は
着色用途のみならず、幅広い分野で必要とされる重要な技術です。

MICROPARTICULATION, DISPERSION TECHNOLOGY

山陽色素の顔料の微粒子化・分散技術

山陽色素は、顔料などの粒子をお客様の用途にとって最適な大きさに「微粒子化」し、粒子同士の結合を防ぐため安定して「分散」させる独自の技術を開発しました。
山陽色素の高度な微粒子化・分散技術は、アプリケーションの品質安定や高機能化はもちろん、すぐれた発色や光透過性を実現する重要な役割を果たしています。

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  • 大きな粒子を小さくつぶしていく

    粉状の顔料は強固に凝集した状態で存在し、分子レベルで水や油に溶けない性質を持っています。顔料そのままの状態では、着色したいものに均一に拡散させる事が難しいため、「微粒子化」する技術が必要となります。山陽色素では粒子を単にほぐして、細かくするだけではなく、“お客様の用途に最適な大きさや形状”にコントロールして「微粒子化」する技術を開発しました。

  • 一から結晶を作り、成長させて、最適な大きさや形状の粒子にコントロール

2

  • 顔料は粒子を小さくすればするほど、互いがくっつきやすくなります。そこで粒子の表面を処理して、凝集を防ぐ特別な技術が必要になります。

    山陽色素では、「表面処理」を施して、粒子同士の結合を防ぎ、時間が経っても粒子が凝集して増粘したりしないよう、安定した状態に保持させる「分散技術」を確立しました。

  • 安定的に分散状態を保つために、樹脂や添加剤などを加えます。

  • 固体や液体の中で粒子が均一に分散され、粒子の大きさや液体の粘度などが安定します。

山陽色素では、お客様の用途にカスタマイズするよう、製品設計します。

TECHNOLOGY DEVELOPMENT CENTER

技術開発センター

2013年にリニューアルした「技術開発センター」では、1.表示材関連、2.インクジェット、3.微粒子化、添加剤の合成、4.機能材、5.新事業開発という、5つの部門を設置し、各部門で連携しながら、日々技術の向上に努めています。
有機顔料、機能性色素、そして様々なナノ分散テクノロジーの研究開発をますます推進させ、社会に役立つ付加価値の高い製品作りを目指します。

2013年に完成した技術開発センター